広報・マーケティング担当者向け2020/3/25

[広報専任者のいないBtoB企業向け]コーポレートサイトにおけるニュースの書き方のポイント。事例を元に解説

ニュースリリースやプレスリリースなど、BtoB企業においても自社の情報を発信することは、既存のお客様やその他対外的にも重要です。大企業でない限りは、広報やマーケティング担当に専任者がいないことがほとんどで、他の業務と兼任していたり、持ち回りでウェブを更新していくのは想像以上に大変です。

この記事では、専任の担当者がいない会社でもコーポレートサイトでニュースを更新していくために、限られた時間で効率的にニュースを更新するノウハウをまとめています。ニュース更新に関する基本的な考え方や書き方のポイントを、フリーランチの事例に沿って解説します。

コーポレートサイトにおけるニュースの考え方

お知らせやニュースなど、自社の情報を発信することはなぜ重要なのでしょうか。大きなポイントとしては、会社の信頼性であると考えています。コーポレートサイトでは、商品やサービスを紹介していることが多いですが、名前を知らない会社の場合、そこだけを見て問い合わせや受注につなげるのは難しいです。特にBtoB企業の場合、サイト訪問者はコーポレートサイト全体を見て、信頼に足る会社であるかどうかをまず見極めます。

ウェブが更新されていない状態は、サイト訪問者に不信感を与える要因となります。ニュースが定期更新されているだけでも、その会社が動いている状態であることを知らせることができます。実績やサービスのページを更新するのはハードルが高いですが、ニュースなら比較的容易に更新できるコンテンツです。まずニュース記事を定期的に更新していくことが、自社を知らないお客様に対して信頼性を担保することに繋がり、取引のあるお客様に対しても会社の情報を伝える手段となります。

ニュース更新のメリットは信頼性の他にも、SEO効果サイト内回遊を促すといった点もあります。記事内に固有名詞やサービス名を入れることでSEOの効果を見込め、また他ページのリンクを入れることでサイト内の回遊を促すことができます。ニュースはサイトのトップページに配置されていることが多く、比較的サイト訪問者に見られやすいコーナーでもあるため、自社のアピールとして積極的に活用していきましょう。

ニュースで書くとよい内容

ニュースは定期的な更新が大切ですが、まずどういった内容をニュースに書くべきかがわからないという担当者の方も多いのではないでしょうか。会社を運用している限り、日常的に様々なイベントや事象が発生していると思いますが、具体的に発信していくと良い内容は、以下の4つが挙げられます。

イベント情報

自社で行うセミナーやイベントの告知や開催レポートなどです。開催前であれば、集客にもなりますし、イベント内容をレポートすることで、どのような知見や専門性があるのかのアピールにもなります。

テーマにフォーカスした記事になるのでSEO的な効果も見込め、定期的に勉強会やセミナーを開催していることを知らせることでユーザーが再訪する動機付けにもなります。また、講師や登壇のオファーも来やすくなるという効果も期待できます。

フリーランチの[イベント情報]代表記事

メディア掲載

雑誌や新聞、ウェブメディアなど、外部のメディアに掲載されたことを発信します。建築系の会社を例にすると、自社が関わった物件や施設が雑誌に掲載されたり、解説記事などを掲載してもらうという機会が考えられます。

ユーザー以上に、メディア関係者も積極的に情報収集を行っているため、定期的にメディアに紹介されていることを伝えることで、記者や各種媒体からの取材打診のきっかけにもなり得ます。

フリーランチの[メディア掲載]代表記事

更新情報

ここでいう更新情報とは、コーポレートサイトなど自社メディアの更新に関するお知らせです。ブログ記事やプロジェクト実績の追加、ページをリニューアルしたときなどが考えられます。

サイト自体が動いていることを示せ、またリンクの受け渡しで回遊を促す効果も見込めます。

フリーランチの[更新情報]代表記事

その他

上記の3つに当てはまらないが、対外的に知らせたい情報です。休業日のお知らせや、新規メディアの立ち上げ、同業他社とのタイアップなど、様々なパターンが考えられます。細かくカテゴリーを分けすぎず、知らせたい内容は更新できるようにしておくと安心です。フリーランチでは「ニュースリリース」として発信しています。

フリーランチの[ニュースリリース]代表記事

記事の型(フォーマット)をつくり、更新しやすい環境を整えよう

ニュースをコンスタントに更新していくためには、記事の型を作っておくことがポイントです。型があることでゼロから文章を構築していく必要がないため、文章を書いた経験が少ない人でも書きやすくなります。また、担当者が固定でなく、持ち回り制である場合でも、型があることで人によって質や量に偏りが出ることを防げます。

まず、共通の構成としては以下の要素があることが望ましいです。

記事タイトル
固有名詞などのキーワードを入れ、記事の内容を簡潔に伝えます。
リード
記事の導入部として記事全体の要旨を伝え、読むメリットを感じさせるように書きます。
見出し
本文の内容を具体的な言葉で簡潔に書きます。
本文
見出しの内容を解説するパートです。図版や写真があると飽きずに読んで貰いやすくなります。
関連リンク
記事の内容に沿って、サイト内の関連したページに誘導します。

要素を区切って情報を当てはめていくことで書きやすくなるのはもちろんですが、読み手にとっても読みやすくなるというメリットがあります。地のテキストがつらつらと書いてあってもメリハリがなく、PCやスマホなどウェブ上で読まれる場合はなおさらです。見出しや強調要素を用いることで、メリハリをつけて最後まで読まれる記事作成を心がけましょう。

記事を書くときに意識しておくべきポイント

ニュースに書く内容が大方決まったところで、内容を書き出していく前に記事全体を通して意識しておくべきことや、書き方のポイントをまとめました。

ですます調で、事実ベースの書き方を意識する

過剰な丁寧語は必要なく、ですます調で事実を客観的に書くように心がけましょう。ブログなど、特定の人物が個を出して執筆するコンテンツと違い、企業のニュースは客観性を保って書くことで余計な情報が少なく簡潔に事実を示すことができます。また、このような書き方は人によってブレが出にくく、記事のテイストを統一させる効果もあります。

なるべく写真、図版を載せる

写真や図版がある場合なるべく載せることをおすすめします。ウェブの場合は特にテキストのみだと読み手の興味を引きにくいため、テキストが長くなる場合は必ず入れるようにしましょう。

テキストを長く書きすぎない

ウェブの場合は長いテキストは読まれにくい傾向にあります。4行以上続く場合は改行・行あけが必要です。見出しや画像などでテキストが分けられていれば、全体の文章量が長くなるのはそこまで問題ありませんが、一つのパラグラフが長くなりすぎないように改行や見出しをうまく活用しましょう。

会社としての公式な文書となるため、不用意な言い回しは避ける

ニュースはコーポレートサイトの中でも気軽に更新できるコンテンツの一つですが、会社としての公式な文書であることは念頭におき、ラフすぎる言い回しや特定の業種や固有名詞を貶める表現は避けましょう。

ニュース記事のよくあるもったいない例

次に、さまざまな会社のお知らせやニュースページを見てきた中で、もったいないと感じた書き方や内容ををまとめました。より丁寧で信頼性の高い会社というイメージをもってもらうために、細かいところにも配慮するようにしましょう。

はじめて訪れるユーザーでもわかるように、ニュースの背景を書かない

業界の雑誌や業界団体に関するお知らせがあったときなど、その固有名詞はお客様には馴染みがないことも多くあります。背景から説明しないと凄さも伝わりずらくもったいないため、丁寧に説明することを心がけましょう。

NG例:「日経アーキテクチュアに解説記事が掲載されました」
OK例:「日本経済新聞系 建築の総合情報誌『日経アーキテクチュア』に解説記事が掲載されました」

タイトルが「〇〇〇〇〇について」のように、シンプルすぎて内容が予想できない

タイトルはそれだけで内容がわかるように、端的に内容を表すのがベターです。〇〇〇〇〇についてだと、〇〇〇〇〇の何のことについて書かれているかがわからず、タイトルの時点でスルーされてしまう可能性が高まります。「✕✕が〇〇〇〇〇を△△しました」など、具体的にまとめましょう。

NG例:「第5回 これからの建築士賞について」
OK例:「第5回 これからの建築士賞をフリーランチが受賞しました」

自社名を「当社」「弊社」と書く

記事タイトルで「当社の〇〇が△△されました」など、自社名を当社や弊社と書かれているものをよく見かけますが、社名はきちんとフルネームで書くのが望ましいです。タイトルに固有名詞を使うことでSEOの効果も見込め、また記事をSNSなどで拡散する際にも固有名詞が入っている方がタイトルだけでどの会社のことかが分かるというメリットがあります。

本文をPDFのみで済ます

別のコンテンツで作成した資料をそのままPDFでニュースに掲載し、詳細はPDFを見てくださいといった記事をみかけます。PDFを流用するのは問題ないのですが、それのみで一つの記事としてしまうと、記事の中で更にクリックが発生するため内容を読まれる可能性は低くなります。PDFの内容を簡単にでもまとめて、詳細はPDFに誘導するなど工夫が必要です。

読み終わったあとの行動、動線がない

ニュースだけ書いて終わりではなく、関連した記事やコーポレートサイト内の別ページに誘導するなど、動線を設計しておくことも重要です。記事を読み終わった後に行き場がないと戻るボタンでページから離脱され、サイト内を見てもらえるチャンスを逃してしまいます。関連リンクを設け、別記事や関連したサービスのページなどに誘導するようにしましょう。

ニュースを定期的に更新して、会社の信頼性を高めよう

最近では会社の大小に関わらず、会社としての営業や広報にコーポレートサイトは欠かせない存在になっています。多くの人に見られやすく、かつ更新のハードルの低いニュースの活用は非常に有効です。

BtoB企業におけるニュースの書き方・更新のポイントは以下の通りです。

  • ニュースの更新は、会社が動いていることを示し会社の信頼性の担保につながる
  • 記事に専門用語やリンクを含めることで、SEOの効果やサイト内の回遊を促すことにつながる
  • 記事の型(フォーマット)をつくり、更新しやすい環境を整えることが大事

ニュースを更新したいがどのように書くべきか分からない担当者の方など、この記事を参考に書き始めていただければと思います。記事の中でご紹介したのは全てフリーランチの事例ですので、書き方や型などは是非真似してみてください。

フリーランチでは、設計事務所などの建築系の会社のコンテンツ作成やSEO対策・リスティング広告などのサポートを行っています。詳しい具体的なアドバイスを受けたい方はフリーランチに是非一度ご相談ください。

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