お役立ち情報2019/3/23

組織設計事務所が中途採用をする時に注意すべき6つのポイント

組織設計事務所の中途採用は5年~10年前と環境が変化しつつあります。業界全体の採用環境の変化の解説と、優秀な人材を獲得するために注意すべきポイントをお知らせします。

大手組織設計事務所における採用環境は変化しつつある

現在、大手組織設計事務所の採用環境は変化しつつあります。

まず、働き手は人材紹介会社、求人サイト、リファラル、直接応募などから適した応募方法を選択できるようになっています。また、応募できる職種も増えており、働き手は、発注者、PM/CM会社、ゼネコン設計部などを転職先候補として考えています。

選択肢が増えたことで、大手組織設計事務所も待遇や採用プロセスなどを競合と比較されるようになっています。そのため、これまでと同じ採用活動では優秀な人材の獲得が難しくなっているのが現状です。

優秀な候補者に嫌われる採用プロセスとは

優秀な候補者を惹きつけるには、どのような採用プロセスが嫌われるのかを理解し改善していく必要があります。

例えば、優秀な候補者は他社との併願をしていることが多く、スピーディーな選考プロセスを重視しています。そのため、手書きの応募書類や長い選考期間などは、候補者が他社に流れていく原因となりえます。

また、候補者は自分により適する会社を比較検討したいと考えています。会社の特徴や魅力を説明しない、待遇や働き方について十分説明しないといった一方的な対応も避けたほうが良いと言えます。

採用環境の変化や候補者の置かれている状況を考慮していくことが、採用プロセスの見直しにつながります。

中途採用で注意すべき6つのポイント

具体的にどのような採用プロセスが敬遠されるのか、6つの代表的な例を挙げます。これらは業界上位の組織設計事務所にもありがちなものとなっています。

手書きの履歴書や独自書式のエントリーシート

手間のかかる応募書類を要求するのは避けましょう。優秀な人材ほど多忙なため、他社と併願している候補者は選考の早いゼネコン設計部などに流れてしまいます。

初期提示が契約社員で正社員と待遇が異なる

優秀な人ほど、正社員と差がある契約社員待遇を敬遠します。また、以前よりも契約社員のイメージがネガティブになっていることにも留意した方がよいでしょう。

一級建築士の取得が必須

一級建築士の試験は10年前よりも格段に難しくなっており、資格取得は必須にしないほうが現実的です。プロジェクトの実績やクライアントワークへの適性などを重視しましょう。

裁量労働制

説明なしでの裁量労働制は評判が良くありません。給与や働き方に係る制度についてはあらかじめ候補者と合意を得たほうが良いでしょう。

会社の説明をしない面接

候補者が魅力的に感じるような会社の特長や制度についても紹介しましょう。他社は優秀な人を惹きつける工夫をしています。

圧迫面接

ホワイトで有名な組織設計事務所であっても、役員クラスが圧迫面接をする場合もあります。そういった情報はネットに書き込まれ広まってしまうリスクがあります。最近は候補者も録音していることも多いので注意が必要です。

ライバルを抑えて良い人材を獲得するには

5~10年前と採用環境が変わってきており、働き手は組織設計事務所だけでなく、デベロッパー、PM/CM会社、ゼネコンなどを応募対象として比較しています。また、PM/CM会社をはじめとした各社で待遇が良くなってきており、これらの業種に人気が集まっています。

一方、組織設計事務所の採用環境にはあまり変化がありません。さらに他社と待遇や選考プロセスが比較されるようになったため、組織設計事務所が買い手市場だった以前に比べて働き手から敬遠されている現状があります。

組織設計事務所が優秀な候補者を獲得するには、採用環境の改善は重要といえます。

今回は代表的なポイントに限定して解説しましたが、採用プロセス改善の効果は確実にあります。転職市場や候補者のより具体的な動向の解説や、競合職種で好まれる採用プロセスについては、フリーランチにご相談ください。